読み終わった感想一言、
『愉快!😆』
この作品のあらすじとしては、
小学校の同窓会で集まった1クラスをテーマにした社会実験。
「人はどこまで善性を保てるか?」
という題目の元、様々な実験を繰り返しての反応と過去と人間の弱さ。
かなりよく書けてるので一読の価値は有り余るほどある!普通に名作なんじゃ〜😊
まず私が気に入ったのは"再現性の高さ"。
クラスに1人は居るお調子者、皆から信頼される委員長的クラスの顔、カースト上位の生意気な女子、自分の意見の無い金魚のふんみたいな子、気弱で大人しい子、陰の民……
など、自分が育った学校での環境を彷彿とさせる構成w
そしてよく考えてみると少中高とメタは同じだった。…大学はそこまで😅
そしてこの誰もが共感し得るメンバーでのバトルロワイヤル!!!(あくまで実験 あの映画みたいにはならん)
この時点で多少胸踊る笑
実験の内容としては主に、過去の因縁を利用したトロッコ問題ですね。
一応は舞台となったこのクラス、
『俺達が最高の6-Aだ!!!!!😆😆😆』
なんて銘うってるので平気で裏切るのが最高に笑えます😅
いじめや人間間の対立なんてどの学校でもあるんだよ。大人になった職場でもあるんだし、無い方が珍しいわ…。
ド田舎の全校生徒5名くらいの地しか安息は無さそう笑
過去の因縁による対立だけでなく、極限状態での錯乱も見物です。
例を挙げると今までクラスのムードメーカーだった子が、実験による被害を防ぐ為だったり思春期特有の性欲(&好き勝手できる状況)から極端な自己中moveを繰り返してクラスメイト全員から総スカンをくらい、民主主義による罰をくらいまくった挙げ句ぶっ壊れて凶行に走るという物。
いや〜中々エグいこと考えるね作者さん笑
※以下ネタバレ注意
中でも私が一番に気に入ったエピソードは"先生"の話。
実験の中でも一応は教師らしく振る舞っていたが年齢の積み重ねなど取るに足らない、謂わば"歳だけ取った無能"の動き。
教師であっても生徒の盾とはなれず
教師であっても生徒を諭すことはできず
教師であっても身を切ることを嫌がり、生徒を殴る
う〜ん体裁や理想像との矛盾!素晴らしいねっ!!!
まぁこれに関してはそもそも生徒に対する情なんてこれっぽっちも無いという理由からなのですが笑
ある日男子生徒が教卓の中に隠したカエルに驚き転び(ちなみにカエル大嫌いという周知の事実)、妊娠中の子供を流産&婚約破棄という24の昼…。
これを打ち明けられた時の男子生徒はとても驚いた表情をしていたが、この事実は後々自分が歳をとって行くに連れて響いてくるだろうな。
到底間違いでは済まされない行為…!
その後先生は教師を辞め無気力に過ごす。
死のうと思った時にかかってきた当事件の主犯による電話、そして勧誘から同窓会に参加することを決意する。
…と同時に死に場所を決める決意も。
『私、教師である前にただの女よ?』
ここまで読めばわかる通り、相当"ダーク"な作品です。
でもこれが現実なんだよ。
誰の身にも起こり得る、ありふれた悪意の話。
人間は人を愛し、慈しみ、命を育む生き物であると同時に
人間は人を傷つけ、犯し、生涯消えないであろう悔苦を刻む生き物でもある…。
世の中が善か悪かで騒ぐバカらしい人も居るが、私は混沌こそが人類だと思う。
混沌だからこそ善にも悪にも染まれるし、混沌だからこそ効率的な文明の発展もできた。
今ある霊長の王としての地位は、混沌と傲慢によってできた物だと見える。
人は今一度自然に立ち帰り、自分を見つめ直すことも必要なのかな〜?と私は思う。
さて、それっぽいこと書いたし終わっとくか!
あまりにも現実味あり過ぎるからってそれに囚われるのも問題。創作は創作として別の世界のお話と割り切るのも大事!
なぁに、自分殺さず生きてりゃいずれは良い方向に向くさ!
あんまり考え過ぎんなって!だっしょだ〜〜〜っしょ!!!😁
(暗くなり過ぎた……やべぇ…😰)