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伊藤計劃

伊藤計劃という男をご存知だろうか……



リラックマとカオルさんが見たくてNetflix入会したんですよね(唐突)
それでまぁ、いろいろな作品を見ていく中で、『虐殺器官』という映画を見つけました。
2015年辺りに確かマングローブという制作会社が破産して作成が頓挫した、という記憶がありました。全然内容は知りませんけど、面白いというコメントがあったのを思い出してマイリストに暖めることにしました。

そして暇が出来たので視聴してみました。すると、、、





めっっっっっぅっぅっっちゃ面白いやん何これ!!!?!?!?!?!!!




とてつもない衝撃でしたね。これぞまさしく天才の所業である、確かにそう感じました。
何が凄いって、「世界の見方」ですよ!彼は確実にこの虐殺器官という作品をもって1つの世界を構築している。しかもその世界というのは、今日我々が住んでいるこの世界と大変酷似している。

「そりゃ歴史をなぞって人も銃も出てるんだから当然だろ?」

そう思うかもしれない、だがそれは違う。
何かの創作に触れるにあたって、人々は無意識に現実と創作の境目を構築している。あぁ、確かに当たり前のことだ。

でも彼の創った世界は違う。私にとってはそれがどうにも他人事のように受け入れることはできない。彼の指す形は、我々人類の歩みの先にある絶対的な形の一つだ!
それ程までに!そのように感じさせるまでに!彼の世界の人はリアルだ。

正直に言おう、私が思い描く、ごく一般的でありふれた、当たり前の民衆がそこには居た。
自分の想像する真理と偶然マッチしたからこれ程過剰に表現している節はあるかもしれない、ごめん。

でも、だからこそ、私はこの世界に圧倒された。私には彼がまるで神であり、この世界の縮図を書いたのだと思わされた。
冒頭で天才と表現したが、それすら有り余る。彼は鬼才か、それ以上だ。


とまぁ、それだけ感動しましたよ。しかも処女作でこれって……笑 他の物書きが可愛そうになるレベルですよ。
抽象的過ぎて雑なんで、そろそろ具体的にまとめていきましょうか。

伊藤計劃の何が凄いか?
1つ目は、表現力。自分の見ている世界を人に伝えるっていうのはとても難しいと思います。起きた事象を箇条書きの様に述べるならまだしも、『ふとした景色の美しさ』なんてものを表現するには、私であれば語彙や表現力が足りなくて詰みます。
総じて言うと、自分の思ったこと、感じたことを詳細に書き出す能力が凄い、みたいな感じです。

2つ目は翻訳力。表現力と同じようなものですね。言葉にならない景色を言葉にする力、と言ったところでしょうか。これもまぁ一般人なら「しゅごぃ…」で終わるようなところですよ。

3つ目は物の捉え方。信号機の青を見て何を感じるか?普通に青色、仮初めの安全、青に潜む小さな白、いろんな見方があります。彼は物事に対してとても希有な見方のできる人物であると思います。

4つ目は論理性。彼の作品には必ず何かしら一本筋の通った論理性があります。論理性が何に影響を及ぼすか?それは人の生き方です。私も、あなたも、彼も、彼女も、自己を突き詰めていけば知らぬ内に一本の論理に従っていることがわかります(一本だけとは限らんけど)。その複雑な論理性が絡まって、組合ができ、社会ができ、国が生まれて世界となる。
そんな連鎖を見せ続けられたらあら不思議、『人』に見えてくるではありませんか。


他にも浮かんでくるものはあると思いますが、私の中で大きなものはこの4つです。
そして、くどいようですが、彼はこの4つを高い水準で現している。ほんと可笑しいでしょwww やっぱ人じゃなくて神なんじゃねぇの?wwwww




なんか人物紹介だけで満足しちゃった😜
作品紹介とかはまた今度の機会にしよう!じゃ!👋😃