1位 FENNEL
2位 reject
3〜4位 SCARZ VARREL
5〜6位 SG MRG
7〜8位 IGZIST Nth
以下、根拠や所感。
まず1位FL
flは誰もが認める優勝候補筆頭だが、個人的には少し揺らぎのあるチームだと思う。
昨年split2まさかのSGに敗北や、メンバーの仲が良すぎる故の高まったテンションからの落ち着きの難しさ。ジョジョが抜けたことによりラウンド中冷静にストップをかけれる人が居なそう……と懸念していたが勢いで行かずしっかり落ち着いたプレイを見せたことで一先ず安心した。
戦術の幅も独自のもので、アイデアや択を考える裏方も充実してそう。
このまま行けば無難に優勝は間違いないと思う。syoutaを筆頭に選手個人のフィジカルも高く、今のところ一番穴が無く平均値の高いチームだと感じる。
これから増えるであろう対策にしても前年を経験してるメンバーや裏方の力で臨機応変にやっていける筈。
何よりアセントが強いチーム(世界最強fnaticに10-13)は基礎としてとんでもない強み。余程のことがない限り大丈夫でしょう。
2位reject
flaxが急遽抜けて前年の記憶もありボロボロ崩壊する予兆かと思いきや、まさかのアウトロー大好きフィジカルファイターboys…。
撃ち合い面はflにも引けをとらない素晴らしい物。だがこのスタイルどこかで見た気が……そう"初期のreject"です。
dep hareを筆頭にvalo初期こういう戦い方をよくしていた。
最初の頃はワケがわからない勝ち方を連発し誰もが期待を抱いていたが、結局ファイトスタイルの弱点にジリジリ苦しんでいった。
その弱点と言うのが、「人間なんだから波あるよね」という話。
ファイト多めにチャレンジするのは良いが、いつも『鬼のように撃ち合いが強い』訳ではない。イケる時は止める術が無い程強力だが、そうでない時はそれなりにトロール。
先頭が道を切り開いた後何かの拍子に倒され、後続も自信満々で戦うが負けてしまうという、あるべき筈の人数差を活かせずドミノ倒しのように1vs1負け続けてラウンド取られる……そんな事もあった。
最終的にはファイトスタイルは控えめになり、人数差を活かし射線管理を徹底するクラシックな戦い方に矯正されていった。昔masters優勝したsentinelsも丁度こんな感じで沈んで行きました。
だから私としては評価は微妙。
当人達の実力があることは確かだが、何かしらパフォーマンスを出せない状況に陥った時など必ずあるので、根本的に勝率が不安定な戦い方だと思う。
最高の結果は出ていないが、DRXのようなタクティクスを極めるスタイルが最強だと私は思う。
連続ラウンド取得や使い手の上手さから来るアウトロー無限buyは強力だが、Tier1でもこれが目立つとその内絶対お仕置きされます。
これら踏まえて2位評価です。
3〜4位 SZ vl
どちらも現状中々のピースが揃っているが、後1枚足りない状態。ほんの少しで優勝争いに食い込める。
まずSZは前年アセンションメンバーに撃ち合いの強いtenzou、IGLができクリエイティブな動きもできるlumo、韓国からonly1という新布陣。コーチのfadezisは個人的にbailくらい有能で、そこに前JDTコーチ2人も加わりまさに磐石……と思いきやそうも上手くいかない。
見た感じチームの動きや持ってくる戦術にラウンド中のIGLも問題無い。それなのに何が足りないかと言うと、やはりonly1のデュエリストとしての素養と、英語コミュニケーションだろう…。
まだ1試合しか見れてないが、まぁまぁ微妙ですねonly1。
これが「jemkinだったら…」と感じるラウンドが度々あった。英語の程はわからない。
望むならばこのデュエリスト枠をNAランクで腕を磨いてきたHYUNMINに任せたい、めちゃくちゃ強いと思うんですけどね…。
コミュエラについてはやはりtenzouが苦しそう。
ハイライトで見たアセントでのシーン、tenzouがめちゃくちゃ「ピークしろピークしろ」と言われ、少し遅れながらカバーキルを取りラウンド取得していた。英語が熟達していない以上やはりこういう所から齟齬が生まれていくもので、お互いの人物理解も難しくなる。
結構日本のイニシエーター有望株と見られているだけに惜しい。flのような日本語チームが一番輝けるのだろうな…。
jemkinに匹敵するデュエの存在と、解消が難しいコミュニケーションによる長期的な問題があると感じた。
言語については虎猫さんみたく時間をかけて育成するしか無いんだろうな。
対してvlは個人的にかなり評価の高いチーム。meteorが居た頃のNthを思い出す。
当初はスタンドインでのオフシーズン大会であっさり敗北、聞いたことないblackwizのIGL、LOBのヘルニアや鬱病服薬の公表、ヘッドコーチ海賊旗がメンタル不調で脱退、zepherのロール変更、トルコからのあんまりな成績の新コーチ加入と、正直無理だと思っていた。new! メインステージblackwizインフルB型発症中
新コーチに至っては躊躇無くオフメタぶち込んで来るらしく、練習内容に関しても
「OQ突破おめでとう。メインステージは大体一週間後か、じゃ4日休みで」
という奇想天外ぶり笑
しかも休み期間中valoプレイしてはいけないらしい、えぇ…。
一応ちゃんと理由はあって、コーチのytは元サッカー選手という経歴。プロアスリートの1日の活動において練習と同じくらい休むことも重要視されている。どちらかというと休む時間の方が多い人も居るらしい。
おそらくその理論がe-sportsにも共通すると見ての指示。
だが何故か指示に従う方がパフォーマンス上がる事が判明w
選手達も初めは「何言ってんだこいつ…」と思ったみたいだが、調子が良いので従うことに。
まぁノイローゼにはならないだろうけど凄いな。軽くシンパになり始めてそうw
他はvlの試合を実際見て、チーム内理想的なロールを構築している事に気付いた。
選手それぞれが自分の得意に沿ったハマり役を担当し、それが個人でもチーム単位でも非常に良く作用していると感じた。split1の段階でこれを固められるのは本当にこれからの成長幅に期待を持てる!!!
前から顔見知り含めてメンバーの雰囲気も良い。デュエリストに転向したbangnanも驚く程強いし、和気藹々とお互いを高めあってチームの練度を向上させていく様はかつてのNthを彷彿とさせる。
wizのIGLは評価するにはまだ未定だが、本人の弱点であるフィジカルの弱さを自分を率先してチームプレーに組み込む事によって解消に向かっているかもしれない。それこそNth全盛時代のように。
総じて面白く、中々のポテンシャルを秘めたチームだと思います。
正直ここが3位取っても驚かない。それぐらいチームとしての成長幅に期待が持てます。
xnfriの笑顔取り戻してくれてありがとう😭
5〜6位 SG MRG
SGはVCJ出場チームの中でも比較的ロスター確定が早く、art含めたBチームにコーチも複数在籍と環境は随一なんですが……どうにも勝てない。
vl戦のアイボ、普通に勝てた試合だったが個々のミスでラウンド落として負けるという、なんとも反省会がきつくなる内容だった…。
懸念するのはこれによりmisayaが自身のIGLに対して自身喪失してしまうこと。決して優れたIGLという程ではないが、総当たりもまだ序盤も序盤。切り替えて次戦に挑んで欲しい。
Bチームとのスクリムでartなどから助言を得られるだろうし、しっかり修正できればまだ舞えると思う。
MRGは思った以上に強い。前年までのネタ枠感は見事に消えた。
というのもやはりreitaの加入が非常に大きい。
DFM在籍中は偏差値47〜53くらいの「良いけど悪い」感が否めなかったが、Tier1選手は伊達じゃない。個人でも、おそらくチームの中身でもキャリーしている。
スタッツによる結果論でも、reitaが居なかったら予選勝ち進めてなかっただろう。それ程主力に位置している。
他にもtonboとbijuの活躍が目覚ましい。
土台となるチームの動きをこなしつつ両者鋭いaimを持っている。特にtonboがびっくりするぐらい強いw これがCRに採用されたとん兄なんですね。
absolもまだ経験少ないながら頑張っている。チーム練習次第でまだまだ伸びそう。
唯一の汚点はmillionくらい…。スタッツで語るのは論外と言われがちだが、一番楽勝と言われる予選で良くないのは実際本当良くない。
配信試合でも「弱ぁ…」なシーンがちらほらあった。それでタイミングがどうの毒撒いてるんだろな、toxicが人相から滲み出てるよ。
来年MRGがまだ参入しているならmillionの代わりに別の強い人いれた方がもっと伸びるだろう。
ここまで登りつめたんだからオーナーをオフラインに連れて笑顔にして欲しい。1チームだけスポンサーロゴの無い会場スタッフに見間違う服装の集団出て来たら面白いw
7〜8位 IGZIST Nth
igzは既存メンバー撤廃してゴリゴリフィジカル肉団列車路線で来たが……まぁいつものigz。もう無理だぁ…。
ここについては選手がどうのより、IGLとチーム内が本当難しそう…。
おそらくCRアカデミー出身のxuiを中心にoitanもちょこちょこやってるのだろうが、流石に経験が足りない。oitanにしてもIGL担当ではない。
モク担当のhareも流石に過去の人感強いですね…。
フィジカルの優れたモクが注目される昨今ですが、正直フィジカルより頭の良さの方が重要だと思います(勿論フィジも大事)。
例えばアセントでのオーメン、チーム単位の押し引きで見るならばフィジカルを発揮する場面は実は『そこまでない』。
大体がエリアコントロールのモクに1wayにパラ返しや複数でのピークにカバー、味方と付いて回るのが殆どです。
だからご自慢のシェリフ一本漢待ちを披露する場面もないし、基本やっていいエージェントでもない。
takejもDFM時代ここで上手くいかず頓挫したのだろう…。
総じてデュエリスト過多という印象。おそらく今年もダメ。
Nthは所々光る選手は居るが、igzと同じでチームの中身にIGLが……。
IGLを担当するpepperですが、基本的にデュエリストやらないとパフォーマンス出せないと思います。
古くはSG時代のアイボ、いつもはデュエpickがソーバを使いやってみたが、結果は1マップ通して0キル。国内で配信試合0キル終了は他にやった選手思いつきませんね…。
とは言え数年前の話。先日の試合は別と割り切って見ていましたが……なんだか上手くいかないね。
色々不運だったりyowamuの未熟さが出た部分もあったが、それも総じてpepper IGLとチームの部分なんじゃないかと思いました。
ロータスのデュエ無しも今のパッチでこれやるのかと驚いた。ヴァイパーのエリア取り活かせてない時点でnoエントリーは殆ど無理ですよ。そりゃ負けるわ。
という感じの順位予想です。
前年と同じく希望のあるtop4、修正が求められるworst4という評定。この下位4チームとsplit2勝ち上がり組の中から今年のJDTが生まれるのを楽しみに待ってます。